風格と趣。100年の歴史を紡いだ証。
時は大正の終わりの頃、日本のゴルフ黎明期。ゴルフ先駆者たちのロマンとパイオニア精神が結実して生まれた、関西で初めてのチャンピオンコース。昭和天皇にゴルフを教えたスコットランド人、ダビッド・フードの設計したコースは、プロ選手権、オープン選手権、インタークラブ競技など、現在も行われる主要ゴルフ競技が発祥した地でもある。ここには日本のゴルフの歴史が凝縮されている。
雑木林に囲まれ、はるか東に生駒山を、北には北摂の峰々を借景とした丘陵にコースは位置し、コースのルーティングは自然の地形のまま。グリーンやバンカーは風景に溶け込み、人工的な工作さえも100年近い年月で自然と一体化している。改造を施したチャールズ・アリソンは、3つの大池がある景観の美しさを重視。また各ホールには、樹木の立体感とともに、異なった遠景、中景、前景を配して、里山と松林の修景美を表現した。まさに「北摂の名園」といえよう。
意外なことに、東コースのスロープレーティングは西コースより高く、個人の技量差があらわれる。それは現在のように、ショット・ヴァリューの考えが確立していない時代、ショットの飛距離、正確性、戦略、微妙なコントロールのバランスこそがゴルフの本質とすでに見抜いていたフードとアリソンが、意識的にコースデザインを行っていたからにほかならない。2000年代に入り、グリーンをベントのワングリーンに改造後、プレーヤーにはますますホールごとにそのバランス性が要求されている。
東コースの穏やかな起伏と景観は回遊式庭園にも通じ、メンバーにとっては倶楽部の誇りであり、気持ちが和らぐ場所である。そして、いつまでも変わらないでほしいと願う、密かな楽しみの場でもある。
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